プラネットラダー
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なるしまさんは、どっちかというと読者が「あんまりこうなって欲しくないなぁ・・・」という展開を選択される漫画家なきがします。
それは悪い意味ではなくって、良い意味であるだろう筋書きを裏切ってくれるということです。
それは例え面白くない展開だとしても、それを重たく描ききれる漫画家さんだなぁって、感覚です。
この作品は主人公が可愛いとか強いとか決して無く、ヒーローもヒーローっぽくありません。
その中で何だか切ない物語が淡々と進行し、そしてばっちり完結しました。
雑誌が途中で廃刊になってしまうなど(しかも大団円に)ありましたが、終わりを読めて良かったなぁ、と。
平衡世界の地球がひとつしか残らない、という予言に対して、それぞれの地球が自分こそ残る地球だと争い始めます。
選ぶと言われている運命の子供は主人公。
しかし主人公が住んでいた地球は連行された地球とは違う場所で、もちろん主人公は自分の地球を選ぶだろう・・・と思われますが、何とその地球はそんな予言すら知らない問題外の世界。
力の強い者達が住まう世界を選ばなきゃならないの?
という話です。(訳が解らないかな?)